外壁(修繕・改修)について
外壁の修繕・改修は、費用、予算面を考慮し、浮き・はくり・落下等の恐れがないか、危険度の優先順位を決めて行います。特に人が通る歩道、道路に面している外壁については、劣化状況の確認を定期的に行い、『非常に危険』、『危険』と判断した場合、ただちに修繕を行うことが必要です。
詳細は修繕・改修時期の見分け方をご参考にしてください。
外壁(修繕・改修)工事の保証書について
当社では、外壁の修繕(改修)工事完了後に、各種工事ごとの保証書の発行をいたします。
※特記仕様書の仕上げ材料等により、保証期間、保証内容は異なります。
・塗装の保証内容
材料名 |
箇所 |
保証期間 |
保証書 |
アンダーフィラー弾性エクセル+ オーデフレッシュSi100U(2回) |
外壁 |
7年間 |
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ノキフラットエコ(2回) |
軒天 |
3年間 |
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ジキトーンセラローラ下塗材+ ジキトーンセラーローラーベース(2回)+ ジキトーン水生シリコンクリヤー |
外壁 (石状面) |
3年間 |
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ハイポンファインプライマU+ ファインウレタンU100(2回) |
鉄部 |
3年間 |
|
ファインウレタンU100(2回) |
樋 |
3年間 |
・塗装の保証内容
材料名 |
箇所 |
保証期間 |
保証書 |
水性ソフトサーフSG+ 水性セラミシリコン |
外壁 |
7年間 |
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ノキフフレッシュ |
軒天 |
3年間 |
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SKマイルド防錆+ クリーンマイルドウレタン |
鉄部 |
3年間 |
・コンクリートの下地処理工法の保証内容
材料名 |
箇所 |
保証期間 |
保証書 |
ピンニング工法 |
外壁 |
2年間 |
保証書3
|
タイル張替え工法 |
タイル面 |
2年間 |
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Uカットシール材充填工法 |
モルタル面 |
3年間 |
・コンクリートの下地処理材料の保証内容
材料名 |
箇所 |
保証期間 |
保証書 |
NSメンテペースト NSドカモルハード NSゼロヨン#20 NSタイルセメントT−2 NS目地セメント M−3 |
― |
5年間 |
・その他の保証内容
材料名 |
箇所 |
保証期間 |
保証書 |
避難ハッチRPC−107 避難ハッチRPC−108 |
― |
2年間 |
保証書5
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外壁 修繕・改修(工事)
1・外壁改修工法の種類
・コンクリート打ち放し仕上げ改修
・モルタル塗り仕上げ改修
・タイル張り仕上げ改修
・塗り仕上げ改修
施工前 |
施工後 |
1.各階の換気口廻りのタイル張り仕上げの汚れ |
・タイル張替え工法
・アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
・シーリング再充鎮工法(打継ぎ目地部)
・厚付け仕上げ塗材塗り
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1 各階の換気口廻りのタイル張り仕上げの汚れの対処
・薬液塗布 → ケレン・洗浄 → 高圧水洗浄
2 タイル張り仕上げの浮きの対処
タイル張替え工法
《タイル張替え工法》
↓
・マーキング 張りタイル面の劣化箇所(クラック及び浮き部0.5u以上)にテ−プ
を使用しマーキングを行う
↓
・切り込み 専用ダイヤモンドカッタ−を使用し、タイル目地にそって切断を行う。↓
・ハツリ 電動ピックを使用し、劣化箇所の貼りタイルのハツリを行う。
↓
・清掃 電動ブロアー等を使用し、ハツリ部分の清掃を行う。
↓
・下地の確認 張りタイル面(コンクリ‐ト)にクラックが生じている場合はUカッ
ト工法を行う。
↓
・タイル張り タイルセメントを使用し、タイル張りを行う。↓
・目地詰め タイル目地セメントを使用し、タイルの目地詰めを行う。
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法

《アンカ−ピンニング部分エポキシ樹脂注入工法》
・打診調査
↓
・マーキング 張りタイル面の劣化箇所(クラック及び浮き部0.5u未満)にテ−プ
を使用しマーキングを行う。
↓
・穴あけ コンクリートドリルを使用し、タイル目地部に注入孔の穴あけを行う。(25穴/u)
↓
・清掃 エアーガン等を使用し、注入孔内の清掃を行う。↓
・エポキシ樹脂注入 注入ガンを使用し、エポキシ樹脂の注入を行う。
↓
・ステンレスアンカーピン挿入 注入孔内に、ステンレスアンカーピンの挿入を行う。↓
・穴埋め タイル目地セメントを使用し、注入孔の穴埋めを行う。
3 各階打継目地シーリングの劣化の対処
・既存シ−リングの撤去 → 清掃 → バックアップ材の充填 → マスキングテ−プ
→ プライマー塗布 → シーリング材充填 → ヘラ仕上げ
4 出窓部分の塗り仕上げ面の劣化の対処
・高圧水洗浄 高圧水洗浄機を使用し、旧塗膜に付着しているゴミ、汚れ等を除去する。
↓
・下塗り 下塗り材を使用し、刷毛、マスチックローラーにて塗りむらが出来ないよう
塗布を行う
↓
・上塗り 2回塗り上塗り材を使用し、刷毛、ウーローラーにて塗りむらが出来ないよ
うに塗布を行う。
外壁
施工前 |
施工後 |
1.コンクリート打ち放し仕上げの劣化 |
・シール工法
・アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法
・シーリング再充填工法(サッシ窓廻り目地部)
・厚付け仕上げ塗材塗り
・複層仕上げ塗材塗り
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1 コンクリート打ち放し仕上げの劣化の対処
《クラック劣化 0.2mm未満の対処》
・打診調査 → マーキング → 下地調整材の塗布
《浮き部補修の対処》
・打診調査 → マーキング → 穴あけ → 清掃 →
エポキシ樹脂注入 → ステンレスアンカーピン挿入 → 穴埋め
爆裂 鉄筋露出 押し出し
《爆裂 鉄筋露出 押し出しの対処》
・打診調査
↓
・マーキング 吹付面の爆裂、露出部にスプレーを使用し、マーキングを行う。
↓
・ハツリ 電動ピック等を使用し、爆裂、露出部分の撤去を行う。
↓
・清掃 電動ブロアー等を使用し、ハツリ部分の清掃を行う。
↓
・防錆処理 鉄筋が露出している部分に錆止め塗料を使用し、防錆処理を行う。
↓
・プライマー塗布 刷毛等で樹脂ペーストの塗布を行う。
↓
・埋め戻し ハツリ部分を樹脂モルタルにて形成を行う。
2 塗り仕上げの劣化の対処
《塗膜のはがれの対処》
・打診調査 → マーキング → ケレン 清掃 → プライマー塗布 → 樹脂モルタル
《石状面の対処》
・高圧水洗浄
↓
・下塗り 下塗り材を使用し、刷毛、マスチックローラーにて塗りむらができないように
塗布を行う。
↓
・主剤塗り 2回塗り
主剤を使用し刷毛、マスチックローラーにて塗りむらができないように、
塗布を行う。
↓
・上塗り 上塗り材を使用し刷毛、ウーローラーにて、塗りむらができないように、
塗布を行う。
外壁
施工前 |
施工後 |
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1.コンクリート打ち放し仕上げの劣化 |
・Uカットシーリング工法
・厚付け塗材塗り
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1 コンクリート打ち放し仕上げの劣化の対処
Uカットシーリング工法
《クラックの対処》 Uカットシーリング工法
・打診調査
↓
・マーキング
↓
・Uカット 専用ダイヤモンドカッターを使用し、ひび割れにそってUカットを行う。
深さ(10mm*10mm程度)
↓
・清 掃
↓
・プライマー塗布 Uカット部底面に専用プライマーの塗布を行う。
↓
・シーリング材充填 Uカット部底面に、シーリング材の充填を行う。
↓
・埋め戻し こて及び刷毛等を用いて樹脂モルタルの充填を行う。
2 塗り仕上げの劣化の対処
《吹付タイル面の対処》
・高圧水洗浄 → 下塗り → 上塗り (2回)